Qlik Sense Enterprise SaaS:2020年8月のマンスリーリリース
目次
クラウド版Qlik Senseのマンスリーリリース
Qlik社は、Qlik Sense Enterprise SaaSとQlik Sense Businessをクラウド版(SaaS版)のQlik Senseとして提供しています。
これまで本ブログでは、Qlik Sense Enterprise Client Managed(Windowsサーバー版)の年5回のメジャーアップデートにあわせて各種製品のリリース情報をWhat’s New動画という形で紹介していました。一方で、クラウド版Qlik Senseは毎月継続アップデートをリリースしていますので、こちらの記事シリーズでは主にクラウド版の新機能・新情報を毎月紹介していこうと思います。
Qlik DataTransfer
Qlik DataTransferは、クラウド版Qlik Senseをお使いの方向けの軽量なデータ移行ツールです。オンプレミスのデータやローカルファイルをクラウドテナントに安全にプッシュします。スケジュールによるデータ更新や、フォルダのモニタリングによるデータ変更の反映も可能です。複数データを結合後にクラウドに転送することもできます。Qlik DataTransferはクラウド版Qlik Senseの設定画面からダウンロードできます。
デモ動画(Youtube)
デモ動画(Youtube)
App Analyzer
クラウドテナント全体の使用状況を分析するためのダッシュボードアプリがリリースされました。Qlik Sense BusinessとQlik Sense Enterprise SaaSでご利用いただけます。アプリのメタデータを活用し、メモリの使用状況やデータ件数やデータモデルの状況を知ることができます。下記よりアプリとインストール方法を確認いただけます。
App Analyzer(Qlik Communityへリンク)
App Analyzer(Qlik Communityへリンク)
データのスケジュールリロード改善
クラウド版Qlik Senseのデータリロードに関して、以下の改善がされています。
・管理コンソールのスケジュールタブ内にアプリ名が表示される
・スケジュールリロードの間隔をより細かく(5分間隔まで)選択可能に
・開始日と終了日の選択が可能に
・リロード履歴に簡単にアクセス可能に
・ログファイルをダウンロードする機能を強化したスクリプトログ形式
・スケジュールリロードの間隔をより細かく(5分間隔まで)選択可能に
・開始日と終了日の選択が可能に
・リロード履歴に簡単にアクセス可能に
・ログファイルをダウンロードする機能を強化したスクリプトログ形式
AWS MarketplaceからQlik Sense Enterprise SaaSの購入
Qlik Sense Enterprise SaaSがAWS Marketplaceから購入できるようになりました。
その他の直近のリリース
この他にも以下の機能が直近3か月でリリースされています。
- クラウド版Qlik Senseで利用するQlikViewドキュメントからデータをExcel形式でダウンロードできるようになりました。
- クラウド版Qlik Senseで利用するQlikViewドキュメントにて、ブックマーク機能が強化されました。
- Microsoft Dynamic CRM、JIRA、OneDrive(Read-Only)のコネクターを追加しました。
- My Qlikポータルでクレジットカード情報の更新、クレジットカードの追加、デフォルトのクレジットカードを設定することができます。
- Qlik Sense BusinessでもQlikViewドキュメントをアップロードして利用いただけるようになりました。(QlikView Publisherには非対応)
- 今Qlik Senseのテナントに「カスタムの名前」をつけて管理できるようになった他、クラウド版Qlik Senseのテナント設定時に選択したテナント名をエイリアス化する機能も追加されました。