はじめに

Qlik Senseでは、取り込んだ複数テーブルに同名の項目が含まれる場合、これらをキー項目としてテーブルを自動的に関連付けてデータモデルを作成します。それに加えて、Qlik Senseにはよりインテリジェントな機能が搭載されており、データのプロファイリングを実行してテーブル関連付けの推奨を行ってくれます。

この機能により、例えば以下の様に2つのテーブルがそれぞれ「取引先コード」と「取引先ID」という異なる名称でキー列が定義されていた場合でも類似するデータがどの程度含まれているか判別し、マッチ度が高い列の組み合わせとして推奨を提示してくれます。

また逆に、同名の列項目であってもこれらに含まれるデータが異なる場合、警告が表示されて関連性の関連付けを解除するように推奨を表示してくれます。この機能により、データ分析の前段階で必要なデータ準備をより効率的に行うことが可能となります。ここでは、このデータプロファイリングの機能を使ったデータの取り込み方法をご説明します。

 

事前の準備

このエントリでは、「10分で試すQLIK SENSEでデータ分析」の手順に従ってQlik Sense Desktopのインストールとアプリの作成(「売上分析」アプリ)が完了し、また、「Qlik Senseでの地図(MAP)の作成」の手順に従って売上分析アプリに地図情報が取り込まれていることを前提で作業を進めます。もし作業をまだ実施されていなければ、以下のリンク先の手順に従って作業を実施して下さい。

>>「10分で試すQLIK SENSEでデータ分析」

>>「Qlik Senseでの地図(MAP)の作成」

 

また、今回は新たな「取引先データ」をデータプロファイリングの機能を使ってアプリに取り込みます。以下からデータをダウンロードして下さい。

>>「取引先データダウンロード」

 

データプロファイリングを利用したデータの取り込み

アプリを開き、左上のナビゲーションから「データモデルビューア」を開きます。

「商品マスタ」、「売上明細」などのテーブルがこのアプリに含まれていることが確認します。ここではこのデータモデルに「取引マスタ」を追加します。

ダウンロードした「取引先マスタ.xlsx」をQlik Sense Desktopの画面上にドラッグ&ドロップします。

「データの追加」をクリックします。

データマネージャーの画面が表示され、取引先マスタが選択されている(グレーの太枠で囲まれている)かと思います。

右側の推奨される関連付けから「すべてをプレビュー」をクリックすると取引先マスタと商品マスタの関連が青色でプレビューされます。

推奨される関連付けから「すべて適用」をクリックします。青色でプレビューされていた商品マスタと取引先マスタの関連付けが適用されます。

 

商品マスタと取引先マスタの接続部分を選択すると、画面下部にそれぞれのテーブル間の関連付けの確認いただけます。このケースでは商品マスタの取引先コードと取引先マスタの取引先IDをキーとして紐づけが行われています。項目名は一致しないものの、項目内の値の一致度が高いため、Qlik Senseが両項目の関連付けを推奨したということになります。

また、推奨された項目以外の関連付けを行う場合は、中央の「取引先コード-取引先ID」をクリックします。

その他の推奨関連付け項目を選択すること(ここでは商品マスタ.商品コードと取引先IDの紐づけ)や、ユーザが項目を直接選択して紐づけを行う「カスタムの関連付け」が可能です。ここではカスタムの関連付けについて続いてご説明をしますので、「カスタムの関連付け」をクリックします。

テーブルの関連付け画面が立ち上がります。商品マスタの「+」アイコンから取引先コードを選択します。

続いて、取引先マスタから取引先IDを選択します。

データの関連付けに問題がなければ、関連付け名を入力し「関連付け」をクリックします。

※こちらのカスタムの関連付けメニューにて、複数項目を組み合わせた複合キーによる紐づけ設定なども可能です。

 

「データのロード」をクリックします。

左上のナビゲーションから「データモデルビューア」を開きます。

 

データモデルに「取引先マスタ」が追加され、「取引先コード」のキーで正しく関連付けがなされていることを確認します。

 

まとめ

プロファイリングにより、異なる名称でキー列が定義されていた場合でも類似するデータがどの程度含まれているか判別され、マッチ度が高い列の組み合わせとして推奨が提示されます。今回はこのデータプロファイリングの機能を使ったデータの取り込み方法をご説明しました。