Qlik Senseとは?

ビジネスの現場では、例えば手元にある売上データからトレンドのチャートを作成してビジュアルなレポートを作成したい、顧客や支店などのデータと紐付けてデータをセグメント毎に分析したいなど、様々な切り口から分析を行うニーズがあるかと思います。Qlik Senseはこういったエンドユーザーの要望に応えるため、複数のデータを取り込み、ドラッグ&ドロップで短時間でインタラクティブなグラフやチャートなどの作成を実現する製品になります。

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Qlik Senseの製品構成

では、まずQlik Senseの製品構成を見ていきたいと思います。大きく分けるとデスクトップ版、SaaS版(クラウド版)、サーバー版の製品が提供されています。

デスクトップ版:Qlik Sense Desktop(QSD)

Qlik Sense Desktopはユーザー個人のローカルPC上に導入して利用する製品となります。

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SaaS版/クラウド版:Qlik Sense Business(QSB)・Qlik Sense Enterprise on Cloud Services (QSEoCS)

SaaS版(クラウド版)のサービスとして、Qlik Sense Business(QSB)と、より多くのデータ容量や企業の認証システムとの連携などの機能が提供されている上位のサービスのQlik Sense Enterprise on Cloud Services(QSEoCS)が提供されています。導入や運用の手間を最小限に、Qlik社が運用・管理するQlik Senseの環境を利用開始することができ、このデータ分析環境でグループやチームでの共同作業や共有、コラボレーションを行うことができます。以下に無償トライアルが提供されています。

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サーバー版:Qlik Sense Enterprise on Windows(QSEoW)・Kubernetes (QSEoK)

社内環境や、企業が管理するクラウド上に準備したサーバーやインスタンス上にインストールし、企業内のユーザーで利用するためのサーバー版が提供されています。サーバー版として、WindowsのOSで動作するQlik Sense Enterprise on Windows(QSEoW)と、Kubernetes上で動作するQlik Sense Enterprise on Kubernetes(QSEoK)の3つのエディションが提供されており、ニーズに応じてこれらから選択することができます。

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Qlik Senseの特徴

では、次にQlik Senseの特徴を見ていきたいと思います

セルフサービス型のデータ分析

Qlik SenseではITに精通していない現場のビジネスユーザーでも、ドラッグ&ドロップによる簡単な操作だけでデータを取り込み、見栄えの良いグラフやチャートなどを作成できる機能がより重視されています。

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Qlik Sense上で複数のデータを取り込んで分析可能な形にデータ準備を行い、チャートを作成する作業をシンプルなステップに完結させることができます。

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連想インデクシング(Associative Indexing) + 拡張知能(Augmented Intelligence)

Qlik製品には、データの連想インデクシング(Associative Indexing)を行うことによって思考の流れに従った探索・データ分析を可能とする連想技術と呼ばれる強力な特許技術が従来より組み込まれています(連想技術の詳細はQlikコア技術の「連想技術」と「インメモリ」をご参照ください)。それに加えて、Qlikはさらに2018年の製品リリースにおいて製品に拡張知能の技術の搭載を開始しました。Qlik ではこれらの2つの技術の組み合わせを 連想インデクシング (Associative Indexing) x 拡張知能 (Augmented Intelligence) = AI2と呼んでおり、これらの2つの機能の相互連携により分析作業の自動化・省力化や、ユーザーが分析作業において様々な支援を受けることが可能となっています(拡張知能の詳細はQlikの拡張知能(AI: Augmented Intelligence)のご紹介でご説明しています)。

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マルチデバイスへの対応

Qlik SenseではHTML5の技術が全面的に採用されました。また、併せてQlik Senseではレスポンシブデザインが取り入れられています。PC、スマートフォン、タブレットなど異なる機器の画面サイズに最適化された形でQlik Senseの画面が表示されるため、iPhoneのような画面の小さなデバイスでもスムーズにデータ分析の操作が行えるようになりました。

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データ・ストーリーテリング

Qlik Senseでは、データ・ストーリーテリングという機能が新たに提供されています。これは、チャートのスナップショットを張り付けたプレゼンテーションのシートを作成し、データを分析するだけではなく、そこから得られた洞察や知見などをストーリーとした資料を作成できるものとなります。また、チャートのスナップショットから元となるソースのチャートに右クリックで遷移できるため、プレゼンテーション画面と分析画面を行き来しながらストーリを説明することが出来ます。

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これにより、例えば上司へのプレゼンテーションで「全国の売上を分析したところ、製品Aの粗利が高い」という説明を行っていて、「ある支店に絞った場合はどうか?」、「期間を直近3カ月に絞ったらどうか?」という質問を受けた場合、後日改めて調査結果を報告するのではなくその場でソースのチャートを表示させて分析結果を見せることができます。

オープンなAPI

Qlik SenseはHTML5, CSS, jQuery, AngularJSなどの汎用的なウェブ技術に基づいたAPIを提供しています。QlikViewでもJavaScriptやVBAを利用したエクステンションを開発することが可能ですが、Qlik SenseではオープンなAPIが採用されることにより、他のウェブサイトやアプリケーションと連携を行うに当たってはより汎用的なウェブ技術に親和性が高い方法で多岐に渡るカスタマイズを行うことが可能となりました。

尚、以下の「Qlik Branch」と呼ばれるサイトでは、開発者が作成したエクステンションが公開されています。

Qlik Branch

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ガバナンス強化

「セルフサービス」、「ユーザー主導による分析」と言ったところで、それを各個人の裁量に任せて推し進めてしまうと、レポートの氾濫や作業の属人化など運用上問題となります。Qlik Senseでは「Governed Discovery (=統制されたディスカバリ)」を重視し、プラットフォームの管理を容易にする機能が強化されています。Qlik Senseでは、分析に利用される部品の再利用可と共有、柔軟で細かいセキュリティ制御、管理コンソールからの一元的かつ効率的な管理、高いパフォーマンスと拡張性を提供しています。

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