現在Qlik社は、四半期毎に製品メジャーバージョンアップをリリースしています。今回は2021年5月にリリースされた新機能をご紹介します。なお、本ブログシリーズの情報は、Qlik Product Innovation Blogの Qlik’s Data and Analytics Product Release – May 2021  を参考に日本語化したものです。

2021年5月にQlikWorld Onlineが行われ、アクティブ・インテリジェンスのビジョンと今後の展開が紹介されました。 そして今回、データ統合からデータ分析までのエンド・ツー・エンドの製品を、SaaSとClient Managedの両方でリリースし、分析データ・パイプライン全体に価値を提供することを発表します。

データ統合

今回のリリースでは、複数のユースケースでビジネスバリューを拡大する重要な機能を提供します。

  • Qlik Replicate May 2021:以下のとおり、エンドポイント(データ接続先)が増えました。
    • SAP HANAのログベースCDC
    • SAPメインフレームのRDBMSサポート
    • Confluent Schema RegistryによるKafkaの改善
    • クラスタテーブルのGoogle Big Queryサポート
    • 新しいグローバル変換機能
  • Qlik Enterprise Manager:
    • 新しい監査証跡APIを導入し、ガバナンスを強化
  • Qlik Compose:
    • データウェアハウスとデータレイクのユーザーエクスペリエンスとパフォーマンスの向上に焦点を当て、NVARCHARなどのAzure Synapseデータタイプのサポートを追加

データ分析:Qlik Sense Enterprise Client-Managed edition (On Windows)

Qlik Sense SaaSに先行リリースされた機能と同様の革新的な機能が提供されています。その他に、サポートの拡大、パフォーマンスの向上、UIの改善など、Windowsに特有のプラットフォームの更新も行われています。

今回のリリースの多くは、過去数ヶ月の間にSaaS版にリリースされた機能や性能を提供しています。

  • Insight Advisorサーチ
    • 時系列変化の分析:2つの日付間のデータの分析をチャートの組み合わせで対応するなど、1つの分析タイプに対して複数のチャートを生成するようになりました。
    • 自然言語生成(NLG):Insight Advisor Searchが生成するチャートに、文章による洞察や解釈を表示するオプションが追加されました。
  • Insight Advisorチャット:質問回答時のナレーションの改善、質問解析のUIの改良、質問回答時のアプリ選択肢の高度化
  • ビジュアライゼーション
    • ビデオプレーヤーの追加
    • ビジュアライゼーションのグリッド機能の強化:シート上のチャートの位置がよりわかりやすくなりました。編集モードでチャートを移動したりサイズを変更したりする際に、オブジェクトの右下に、サイズと座標が表示されます。
    • コンボチャートの改善:垂直方向の表示のサポート、メジャーやディメンションに基づく基準線、ラインやバーのスタイルなどの機能が強化されています。
  • コネクターの改善
    • Databricks:新しいSpark 3.0エンジンを含むDatabricks用の設定済みコネクタが含まれるようになりました。DatabricksのSQL Analyticsサービスを利用することで、Qlik SenseユーザーはDatabricksにデータを簡単に取り込み、ビジネスの包括的なビューを得るだけでなく、新しいインサイトやデータドリブンなアクションを生み出すことができます。
    • Azure Synapse Analytics用の新しいコネクタを導入

SaaS版Qlik Senseは継続リリース形式へ移行しましたが、SaaS版の価値を高めるために毎週新しい機能を提供し、クラウドへのデリバリを加速させていることについて、お客様から好意的なフィードバックをいただいています。 SaaSに提供された最近の機能を知るために、HelpサイトのRSSを購読してください。日本語版Helpもございますが、翻訳の都合上、英語版より情報が遅れますのでご注意ください。また、YouTubeの「SaaS in 60 Playlist」では、これらの機能のデモをご覧いただけます。