Qlik社は、Qlik Sense Enterprise SaaSとQlik Sense Businessをクラウド版(SaaS版)のQlik Senseとして提供しています。メジャーバージョンはQlik Sense on Windowsや他製品とともに四半期毎にリリースしていますが、クラウド版は随時機能が強化されています。今回は5月に追加・更新された新機能をご紹介します。

尚、新機能がリリースされる都度、What’s new in SaaS editions of Qlik Sense (英語)、新しい情報(日本語)に掲載されます。日本語版は翻訳の都合上、英語版より情報が遅れますのでご注意ください。

コラボレーション機能

アクティブ・インテリジェンスを実現するためのコラボレーション機能として、アプリ上でユーザー同士がコミュニケーションできるNotes機能がリリースされました。

  • 個人スペース、またはアプリの存在する共有・管理スペースにメモを書くことができます。
  • 共有・管理スペースのメモはスペースにアクセスできるユーザーが閲覧でき、記述者は他ユーザーに編集権限を与えることができます。
  • チャートのスナップショットを貼り付けることができます。

SaaS版Qlik Sense新機能:コラボレーティブ・ノート

Help: Capturing and sharing insights using Notes

通知機能

セルフサービスレポーティング

ユーザーがセルフサービスでチャートやシートを購読し、スケジュールされたPDFレポートを電子メールで配信することができます。

  • レポートにはアプリへのリンクと、チャートの場合は画像が含まれます。
  • 頻度(毎週・毎月)や時刻を指定することができます。
  • あらかじめメールの設定が必要です。

SaaS版Qlik Sense新機能:セルフサービスレポーティング

Help: Self-service reports with subscriptions

アラート

  • 新たに、アラートの停止や失敗、自分がアラートに追加されたときに、通知を送信できるようになりました。
  • ユーザーは関連するすべての通知をまとめたダイジェスト版を毎日メールで受け取ることができるようになりました。プロファイル設定からどのアラートやイベントの種類を含めるかを選択することができ、ダイジェストの配信時間も設定できます。

ビジュアライゼーション

  • コンボチャートの副軸にバーを追加できるようになりました。
  • マップチャートのポイントレイヤーでカスタム画像が利用可能になりました。
  • コンボチャートの主軸と副軸の両方で、複数のメジャーのスタイルと色を定義できるようになりました。

モバイル

Qlik Sense Mobile for SaaSでビジュアライゼーションの監視ができるようになりました。アプリを開かず最新情報を確認できます。

セキュリティの強化

Qlik SenseクライアントのAMDモジュールを通じて公開されているunderscore.jsライブラリが、バージョン1.5からバージョン1.13にアップデートされました。この変更により、underscore.jsライブラリの潜在的なセキュリティ問題が修正されますが、同ライブラリを使用するエクステンションやマッシュアップにはいくつかの変更が生じます。バージョン1.13では、以下のプロパティとメソッドがunderscore.jsライブラリから削除されています。
unzip method is replaced by _zip.apply(_,list).
_.escape function no longer escapes /.
_.matches function is replaced by _.matcher.

ユーザーサポート

コネクタ

  • さらなるWebコネクターのサポート (データマネージャー、データロードエディタの両方)
    AYLIEN News V2, Google Drive & Spreadsheets, Google Search Console, OneDrive Metadata, SugarCRM, and Qualtrics
  • ODBCコネクタのパフォーマンス向上
    Qlik ODBCコネクタに新しいバルクモードオプションが追加され、大量のデータをロードする際のパフォーマンスが向上しました。