はじめに

2015年12月9日付けでQlikView 12のリリースが発表されました。

QlikView は既に広いユーザーベースを持つ製品として、このバージョン12でエンタープライズ環境での利用に対応する機能の成熟度をさらに高めること、そしてQlikのプラットフォームアプローチを強化するためのQlik Senseとのより高い相互互換性実現に焦点が置かれています。QlikView 12のハイライトは以下になります。

image

尚、QlikView パーソナル版(無償版)のダウンロードサイトは以下となっています。

>>QlikViewパーソナル版ダウンロード

QIXエンジンの搭載

QlikView 12では既にQlik Senseで採用されていた第二世代のQIXエンジンが搭載されました。

QIXエンジンは内部的に列指向のデータ保持方式を採用しており、主に列数が多くなるデータの分析などでパフォーマンスの向上を見込めるとともに、データ保持形式が統一されるたQlikViewとQlik Sense間でのデータファイル(QVD)の共有をより高速でスムーズに行うことができるようになります。

また、QlikViewとQlik Senseでコアとなるエンジン部分がシングルコードベースとなり、今後のエンジン部分の機能強化がQlikViewとQlik Senseの両方で享受できることとなります。

セキュリティの向上

QlikView 12では、企業や政府関連組織の高いセキュリティ要求に応えるために、より強固な暗号化技術の採用など100を超えるセキュリティ関連の機能強化が行われました。また、今後も発展・変化が見込まれるセキュリティ上のベストプラクティスや暗号化技術の標準に製品として順応していくことがより容易になりました。

モバイルでの操作性向上

モバイルデバイスでの操作性の向上がQlikView 12で向上しました。タッチの操作性が向上されているとともに、タブレット上でシートやチャートの作成や移動・コピー・サイズ変更、プロパティ設定の変更、ExcelやCSV形式のデータエクスポートなどが行えるようになりました。

image

クラスタリングの性能向上

クラスタ構成においてノード間で共有されるファイルの扱いなどがより効率化され、クラスタ構成でのより多くの同時アクセスユーザーに対するピークパフォーマンスの向上や拡張性の強化がなされました。3ノード構成での検証において、時間単位のアクセスユーザー数が従来と比較して最大2.5倍まで性能向上しているとのことです。

RESTful APIコネクタ

ウェブベースのデータ接続のためのオープンスタンダードであるRESTful APIから、直接データ取得が可能となるコネクタが新たに提供されました。このRESTコネクタを利用することにより、SNS(Twitter, Facebook, LinkedIn)やCMS(Alfresco, Documentum, Adobe)などからQlikView上で直接データを取得することが可能となります。

image

RESTコネクタは別途インストールが必要で、以下のサイトからダウンロードが可能です。

>>REST Connector

Qlik DataMarketコネクタ

Qlikではコネクタを通じて多数のパブリック、および信頼済みプロバイダから供給されたデータセットへのアクセスを提供するQlik DataMarketと呼ばれるクラウドベースのデータサービス(DaaS)を既にQlik Sense向けに提供しています。このQlik DataMarketのコネクタがQlikiViewでも利用可能となりました。

これにより、QlikViewからこのコネクタを通じてDataMarketで無償・有償で提供されているビジネス統計、通貨、人口、天候、経済指標などの様々なデータセットを利用することが可能となりました。

image

Qlik DataMarket Connector for QlikViewは以下のサイトからダウンロード可能です。

>>Qlik DataMarket Connector for QlikView