Qlik Sense 2.2が2016年2月末にリリースされました。このエントリでは、Qlik Sense 2.2の新機能についてご紹介させて頂きます。

データ準備機能の強化

Qlik Sense2.2では、ビジネスユーザーが複雑なスクリプティングを行わずにデータロードや変換を行えるための機能改善がなされています。

まず、データマネージャーのインターフェースが一新され、複数データテーブルの管理をより直観的に行えるようになりました。

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関連付けのボタンをクリックすると、プロファイリングの結果を確認しながらテーブル間のキーの関連付けを設定することができます。

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また、「計算された項目」を追加する機能が新たに搭載され、ユーザーはテーブル画面から変換処理を施した列を追加できるようになりました。

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また、日付型データを自動的に認識し、 日付関連の項目が作成されるようになっています。

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ロードを実行すると、マスターカレンダーの追加は不要で以下の形で年/四半期/月/週といった項目が自動的に作成されます。

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代替の軸・メジャー

複数の代替軸や代替メジャーを持つビジュアライゼーションを作成することが可能となりました。

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これにより、探索メニューを使ってユーザーは代替軸やメジャーを循環的に入替えることができます。

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以下の形で軸やメジャーを切り替えることによって、視点を変えて分析を行うことが可能となります。

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開発者向けAPIの強化

新たにアプリ・インテグレーションAPIが追加され、例えば以下の様にURLに選択状態を指定することができるようになるなど、アプリの連携により柔軟に対応できるようになりました。

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また、事前にQlik SenseのUI上で事前にチャートを作成することなく、プログラミングにより動的にチャートを作成することができるようになりました。

例えば以下の形で「商品カテゴリ」を軸として「販売価格」を集計する棒グラフの作成をコーディングします。

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そうするとこのコードにより動的にチャートオブジェクトが作成され、以下の形でウェブページに表示させることができます。

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また、Visual Studio向けの新たなIDEプラグイン追加が行われています。

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プラグインを利用することで、Qlik Sense Enterpriseに登録されている以下の様なチャート等の部品を参照し、ドラッグ&ドロップで追加することができます。

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ASP .NET MVCのプロジェクトを作成し、Qlik Senseのチャートを埋め込んだ例が以下となります。

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印刷・エクスポートの機能拡張

ピボットテーブル、棒グラフ、折れ線グラフ、ツリーマップなどのより幅広いチャートオブジェクトから データをExcelへエクスポートすることが可能となりました。

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ピボットテーブルからは以下の形でExcelへエクスポートされます。

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また、データ・ストーリーテリングを、PDFだけでなくPowerPointへもエクスポートが可能となりました。

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ユーザーエクスペリエンスの改善

テーブルで、列幅の変更やURLの埋め込みが可能となり、テーブルの表現をより細かく調整することができるようになりました。

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データ・ストーリーテリングでは、スナップショットのアノテーションを付加することができるようになりました。

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また、ストーリー作成において、グリッドへのスナップ機能が追加され、より直観的な操作でストーリーを作成することができます。

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その他に、グループ化された棒グラフでのラベル表示の改善や、 モバイルデバイスでの表示で不要なホワイトスペースをなくすなどの表示の最適化などがなされています。

エンタープライズ管理機能の向上

ルールウィザードが改善され、設定したルールの監査をその場で実行して影響度が把握できるようになりました。これにより、セキュリティルールの作成・設定作業がより容易となりました。

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その他には、SAML署名アルゴリズムの選択オプションの追加、リロードやエクスポートなどに使用されるメモリのMAX値の設定、マルチノード構成において同期されるアプリやマシンの選択、パンくずリストによるQMCのより直観的なナビゲーションなどの機能向上もなされています。

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