はじめに

Qlik Senseでは日付型データを自動的に認識し、年/四半期 /月/週等といった個々の項目に分割したマスタカレンダーを作成することが出来ます。ここでは、このマスターカレンダーの自動生成機能の利用方法をご説明します。

 

(当機能はQlik Sense 2.2で追加された機能になります。尚、ロードスクリプトを利用した手動でのマスターカレンダーの追加手順については「Qlik Senseのマスターカレンダー作成テンプレート」のエントリをご参照ください。)

準備

Qlik Senseのダウンロードと導入

Qlik Sense Desktopのダウンロードと導入の手順」に従ってQlik Sense Desktopの導入を事前に行って下さい。

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サンプルファイルのダウンロード

このエントリでは、「10分で試すQLIK SENSEでデータ分析」で利用した以下のサンプルデータを利用します。ダウンロードされたいない方は以下からダウンロードしてください。

>>サンプルデータ(売上データ)のダウンロード

マスターカレンダーの作成

新たなアプリを作成し、「売上明細.xlsx」のファイルをQlik Sense Desktopの画面上にドラッグ&ドロップします。

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データの準備」をクリックします。(日付項目が自動認識してマスターカレンダーを作成するには、データ追加時に「データの準備」を選択してデータを取り込む必要があります。)

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画面右上の「テーブル」をクリックします。

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「売上明細」テーブルの編集アイコンをクリックします。

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「販売日付」の項目のカレンダーマークのアイコンをクリックします。この項目はデータソースのExcelファイル上で日付形式で保存されており、自動的に日付形式のデータとして認識されていることが確認できます。

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右上の「データロード」ボタンをクリックします。

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「シートを編集する」をクリックします。

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左側の「項目」のアイコンをクリックし、「販売日付」の項目を展開すると、「Year」、「Quarter」などの項目が作成されていることが確認できます。

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これらの追加された日付の軸を利用することで、例えば以下の形で売上のトレンドを年月の軸で分析することができます。

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日付の軸の作成

自動で作成された日付の項目は以下の形で英語の名称で作成されます。これを日本語名称で表示させたい場合には「軸」のマスターアイテムを追加することで対応が可能です。

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左側の「マスターアイテム」のアイコンをクリックし、「軸」を展開して「新規作成」をクリックします。

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「Year」を選択して「名前」に「年」と入力し、「軸を追加」をクリックします。他の日付の項目も同様の手順で軸として追加します。

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そうすると、以下の様に日本語名称の日付軸を利用することが可能となります。

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会計年度のカレンダーの追加

上記のマスターカレンダー作成は1月を期首月としたものになりますが、4月などの異なる月を期首月とした会計年度のカレンダーを追加するには以下の手順を実施します。

画面左上の「ナビゲーション」アイコンをクリックし、「データロードエディタ」を選択します。

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一番下のタブを選択し(以下の例では「セクション」)、「+」ボタンを押してロードスクリプトのタブを追加します。

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タブの名前を「マスターカレンダー」に変更します。

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以下のスクリプトを追加します。(以下赤字の[販売日付]の項目名と、期首月は実際の環境では修正が必要となります。)

SET Date_Key = '[販売日付]'; //キーとなる日付項目を指定

FiscalCalendar:
DECLARE FIELD DEFINITION TAGGED '$date'
   Parameters
      first_month_of_year = 4 //期首月を指定
   Fields
              Year($1) + If(Month($1)>=first_month_of_year, 0, -1) as 会計年度  Tagged '$fiscalyear',           
    Dual(Month($1), Mod(Month($1)-first_month_of_year, 12)+1) as 会計月  Tagged '$fiscalmonth',
    If(CEIL((Mod(Month($1)-first_month_of_year, 12)+1)/6)=1,Dual('上半期',1),Dual('下半期',2)) AS 会計半期 Tagged '$fiscalhalf',
    '第' & CEIL((Mod(Month($1)-first_month_of_year, 12)+1)/3) & '四半期' AS 会計四半期 Tagged '$fiscalquarter',
    If(CEIL(Month($1)/6)=1,Dual('上半期',1),Dual('下半期',2)) AS 半期 Tagged '$half'
;
      
DERIVE FIELDS FROM FIELDS $(Date_Key) USING FiscalCalendar;

画面右上の「データのロード」をクリックし、再度データのロードを実行します。

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アプリの編集画面に戻って軸の一覧を開き、以下の様に会計年度の日付項目が追加されていることを確認します。

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まとめ

以上、Qlik Senseでのマスターカレンダー追加方法についてご紹介しました。

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